あなたの作品は、ありきたりのものですか?
いくら工夫して作品を作っても、自分の作品はどうも埋もれてしまっている、特徴が出ていないと感じていませんか?
あの人はいつもキラキラしているのに、自分の作品はイマイチ・・・・・・。
どうやったら他の人たちから一歩前に出ることができるのでしょうか?
自分の持ち味が差別化のポイント
自分の作品が埋もれてしまっているのは、自分がうまく表現できていないからかもしれません。
どこか他の人の作品をなんとなく意識して作っているのではないでしょうか?
自分の持ち味をうまく発揮できていないのです。自分の持ち味って、他の人には絶対マネのできない最大の差別化ポイント。
他の人の作品から一歩飛び出したいのであれば、まずは自分の持ち味は何かを再確認してみましょう。
持ち味を探すヒント
そもそも自分の持ち味ってなんでしょう?
自分の持ち味を探すヒントを書いてみました。
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ヒント1:色
自分が大好きな色や、絶対に表現したい色というのはありますか?
または、自分にしか出せない色など。
自分にしかできない色の表現は、確実に差別化のポイントになります。
映画監督の北野武氏の映画作品は、海外からは「キタノブルー」と言われるなど、北野監督作品のキャッチフレーズになるくらい有名ですね。
最近では、アニメ監督の新海誠さんの美しい背景映像が話題になっていますね。
このように、色の表現というのは差別化の重大なポイントになるんです。
自分の色を探るヒントは、幼い頃に見て未だに記憶に残っている風景の色。
長い年月を経て記憶から消えないほど印象に残っている色というのがあると思います。
それを自分の色にしてみてはどうでしょうか。
ヒント2:テーマや表現方法
自分が好きなこと。
時間を忘れて没頭してしまうことはありませんか?
他人から見るとどうでもいいことにこだわっているようなことも差別化のポイントになります。
芸術家の草間彌生さんの作品には、独特の水玉模様がありますね。
たかが水玉模様というなかれ、彼女の作品というと、あの水玉模様を思い浮かべるほどインパクトがあります。
どうしても描かずにはいられない、そんな衝動を持つテーマや表現方法をひとつ見つけてみませんか?
これだ!というのが見つかったら、他の人からクレージーと言われるくらい固執するのが大切です。
自分のテーマや表現方法を探るヒントとしては、書店や図書館に行ってみるのがおすすめ。
好奇心のアンテナを立てて、ピーンとくるような分野が見つかると思います。
ヒント3:視点やコンセプト
一番インパクトがあるのが、作家独自の視点でしょうね。
一つの作品を作るときに、どこに視点を置くのか。この視点の置き方ひとつで作品の出来が違ってきます。
たとえば、対象物を下から見るのか、上から見るのか。上から見るんだったら、どのくらいの高さの上から見るのか。
作家の視点というのは、時には既成事実をひっくり返すぐらいの力を持ちます。
フランスの芸術家マルセル・デュシャンの作品などまさにその典型と言えるでしょう。便器にサインしただけの作品「泉」は、これまでの芸術の概念を新しく塗り替えるほどのインパクトを持ちました。
自分独自の視点やコンセプトを探るヒントとしては、いろんな方向からモノを見る癖をつけるのが良いでしょう。
コップや本など日常に溢れているモノを対象にして、上からみたり下からみたりしてみましょう。周りの人からは変人と思われるかもしれませんが、それでもやれる人が独自の視点を持てるのです。
自分の持ち味が発揮された作品は人を惹きつける
人は、平凡なものやありふれたものには反応しません。
自分には無いものが作品にあるからこそ、人の目を捉えることができるのです。
今まで見たことも無い作品、それこそ未知の視点や表現方法が人の好奇心を刺激するのです。