新型コロナの影響でハンドメイドの売上が落ちている作家さんも多いと思います。
こういうときは焦ってもしょうがないです。
こういうときこそ、新型コロナの流行が落ち着いて景気が回復してくるまでに、ハンドメイドがもっとネットで売れるような仕組みを整備しておきたいです。
コロナの影響を受けなかった作家さんも、この機会にさらに売上を伸ばす仕組みを考えてみると良いでしょう。
ハンドメイドのネット販売の売上を伸ばすアイデアをまとめました。
ショップに来てもらうアイデア
まずは、お客さんにショップに来てもらわないといけません。
俗に言う「集客」の部分です。
ハンドメイドのネット販売のポイントは、「集客に始まり集客に終わる」と言っても言い過ぎではないくらい、「集客」は最重要課題です。
集客の方法は、大きく言うと2つあります。
「リアルからの誘導」と「ネットだけの集客(SEO)」のふたつです。
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リアルからの誘導
「売れてる感」を演出しよう
ところで、X Japanというバンドはご存知でしょうか?
2017年の紅白歌合戦にも出場した日本のロックバンドです
このバンドのリーダーであるYOSHIKIさんは、アマチュア時代のころ、知り合い(暴走族チームのメンバーなど)に声をかけて、バンド動員数を稼いだそうです。
そのため、そのバンドが出演する日は、「いつも満席」という噂ができたほどだそうです。
もちろん音楽や演奏のクオリティも十分高かったと思いますが、それに加えて、「いつも満席にする」ということが、音楽の関係者にとっては「すごいバンド」という印象を与える事になったわけです。
つまりここで言いたいのは、音楽(=ハンドメイド作品)だけで勝負するのではなく、知り合いの力を借りて無理やりでも「売れてる感」を演出するということ。
だから、まずはネットに乗せている作品だけで勝負するのではなく、リアルの知り合いも動員してショップに誘導したほうが良いです。
Creemaなどのハンドメイドマーケットなどでは、閲覧数が公開されていたり、ミンネだとお気に入りの人数が公開されています。
他の作家さんよりも閲覧数やお気に入りの数が多ければ、人気ある感じになりますよね。(購入者数とのバランスが取れなくなる、というデメリットもあります。それでもお気に入り数ゼロよりかマシ。)
そうすると、ネットで偶然あなたのショップを発見した人も、つられて作品を見てくれて、購入までしてくれるかもしれません。(あくまでも希望ですが)
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ネットだけの集客(SEO)
検索結果の上位を目指せ!
ネットだけで集客したい場合は、まずはタイトル名で勝負です。
ネットであなたのショップに訪れてくる人は、そのほとんどは、検索エンジン経由になります。(例外もありますが)
その人たちは、ある言葉を検索エンジンで検索して、検索結果に表示された中から興味のあるタイトルをクリックしています。
だからその人たちが興味をもってクリックしてくれるようなタイトルを、先回りして考えます。
これは結構難して、自分では良かれと思ってつけたタイトルでも、まったくクリックしてくれないこともあります。何回かトライエンドエラーが必要です。
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作品を見てもらう工夫
「あれ? なんかひっかかるなー」という感じ
ショップに集客したら、次は作品を見てもらう必要があります。
ポイントは、「あれ? なんかひっかかるなー」という感じをいかに作るかです。
現実のお店だと、商品棚にあるひとつの商品が目について興味をもった感じに似ています。
作品の写真の出来がすごく左右します。
自分だけの特別な作品を探している
ハンドメイドを求めている人は、お店には売っていない自分だけの特別な作品が欲しいと思っています。
特別な作品ですから、クオリティも高くなければいけませんし、センスも良くないといけません。
したがって、素人っぽさや、ありきたりな感じ、業者がやっているような印象を与える写真は避けた方が良いです。
そういう印象のある写真は、スルーされるでしょう。
「あ、いいかも」と思ってもらう工夫
「あ、この作品いいかも!」と思ってもらう
作品ページを見てもらったら、いよいよ次は、お客さんに「あ、この作品いいかも!」と思ってもらう段階に入ります。
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では、「あ、いいかも!」と思ってもらうにはどうしたらよいでしょう。
現実のお店だと、商品を手に持って触ったりして吟味しているところになります。ちょっと買おうかどうか迷っている感じですね。
作品ページの文章で盛り上げよう
そこで登場するのが、言葉の力です。
写真でグッとひきつけておいて、言葉の力で気持ちを盛り上げます。
この作品は、自分にとって特別なものという気持ちにさせてあげます。
そのため、作品ページに書く文章はとても大事です。
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ポチってしてもらう工夫
作品の写真を見て、作品ページの言葉を読んで、気持ちが盛り上がってきました。
この段階だと、買おうかどうしようか迷っていて、買おうかなーという気持ちが6対4ぐらいですこし優勢な段階という感じでしょうか。
でもその一方で、「別に今買わないでもいいんじゃないの?」という内なる声も無視できません。
そういう気持ちが一度優勢になったら、気持ちは一気に他の方向に向いてしまいます。
そうなると次の瞬間は、SNSアプリを開いていたり、Youtubeを観にいったりしています。悲しいですが、もう作品のことは忘れているでしょう。
そこで、「買おうかな」という気持ちが優勢なうちに、「買っても大丈夫だから」という理屈づけをしてあげましょう。
あとひと押しです。
タイミングを誘う
在庫はあと1つとか、タイムセールなど、「今買わないと!」という気持ちになるようにしたいです。
あるいは、「〇〇日までに購入した人には無料で名前を入れてあげる」サービスとかも有りでしょう。
安心感を誘う
閲覧数が多かったり、お気に入り数が多かったりすると、人気のある作家という印象が得やすいです。
「人気ある作家だから、トラブルも無いだろう」と連想します。
買い物した人の感想もできるだけ書いてもらいましょう。
また、手づくり市とかのハンドメイド展示会などのイベントに参加した履歴の情報も書いておくと、活発に活動している作家さんという印象も与えることができます。
おまけ感
返品OKにするとか、おまけで何か一品おまけするとか、そういうお得感を出すと良いでしょう。
そういうお得感を出して、買い物のレビューを書いてもらうというのも手ですね。