なんとなく作品を作る気にならない時って、ありますよね。
作品は作りたいと思っているんだけど、やる気が全然出なくて、ついついのんびり。これって良くあるんです。
結局ネットとかテレビとか見ちゃって1日が過ぎてしまって、「まあいいや、明日やろう」と言い続けてカレンダー見たら3ヶ月すぎていたりすることも、けっこう頻繁にあります。
こういう時って「なんとかしなきゃ」というストレスばっかりどんどんたまってしまうので、精神的にもあまり良くないです。
そういった「作品を作りたいんだけど、なんとなく動けない」からのうまい抜け出し方ってあるんでしょうか。
手を動かせば、気分が変わる
「作品を作りたいんだけど、なんとなく動けない」ときは、とにかく手を動かすのが一番です。
作品制作に関わることならなんでもいいので、まずは手を動かしてみましょう。経験上、これが一番効きます。
時間が10分くらいしかなくても、とりあえず手を動かしてしまいます。
そうすると不思議なもので、いつの間にか作品制作に熱中してしまっている自分に気づくはずです。
「やりたくない気分」は、脳の勘違い
「なんとくなくやりたくない」という気分って、頭でっかちになっているだけってことが多いです。
「なんとなくやりたくない、気分が乗らない」というのは、結局脳が言い訳してるだけなんです。脳が勝手に勘違いしているのです。
その証拠に実際に手を動かしてみると、最初はめんどくさいなーとか思うけど、だんだん集中している自分に気づくはずです。
今までの「気分が乗らない」感じってなんだったんだろうって思うぐらい、制作作業に没頭してしまうことがあります。
これは、ハーバード・ビジネス・スクールの心理学者「エイミー・カディー」も彼女の著作やTEDでの講演でも言ってることですが、手や体を動かすうちに気分も変わってしまうのが人間というものなのです。
どうやって手を動かせば良いのか
手を動かすと言っても、具体的には何をすれば良いのでしょうか。
もちろん作品制作に関係することで手を動かすことです。
ただ手をブラブラさせていても何にもなりませんからね。
例えば、作品の制作道具セットを見てみる、制作道具をいじってみる。製作した作品を触ってみるなど、自分の作品に触れてみることです。
この時のコツは、何も考えないことです。
何か考えたら、必ず面倒くさいって思ってしまいますから。
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作業工程を細かく区切って、時間を把握する
手を動かす時にやっておくと役立つのが、「作業時間を計測しておく」ということです。
スマホや携帯電話のストップウオッチを使って、制作作業にどのくらい時間がかかるのかを測ってみるのです。
でも、ただ闇雲にストップウオッチのスタートボタンを押せば良いということではありません。
時間を計測するにはコツがあります。
作業工程を細かく分けて、一つの工程にどのくらいの時間がかかるのかを測っておきましょう。
作業工程っていうと、工場の組み立て作業みたいで、なんだかお堅い感じがします。
簡単にいうと、作品を作る時ってステップや手順がありますね。
まずはパーツを作って、塗装して、組み合わせて、接着して、仕上げてしてというような手順です。
作品によって色々だと思いますが、30分ぐらいでできる単位で分けておくと様々なことに応用できるのでオススメです。
30分で分けるなんてそんなの無理、絶対2時間はかかる!という場合でも、休憩を入れられるタイミングで分けていくと細く分けることができます。
ワークショップや隙間時間の活用に応用できる
このように作業工程ごとに作業時間を把握しておくと、自分でワークショップを開いたときも生徒さんにも教えやすいというメリットがあります。
それから時間の目安ができるというもメリットですね。
「30分の時間が空いたから、この作業ができる」というのがわかります。
期日までに作品を何個かまとめて作らなきゃいけないというようなことがあれば、このテクニックが役に立つでしょう。
まずは手を動かしてみよう
作品から離れていたい、何も考えたくないって時はたまにはあるもんです。
でも、取りかかることができなくて不安に思っているなら、とりあえず手を動かすことです。
一つの作業工程にかかる時間がわかっていれば、その時間だけやってみようと思って始めることができます。
30分で終わる作業なら、まずはその時間だけやろうと思って手を動かしてみましょう。
そうすると作業に没頭してしまって、30分を大幅に過ぎても制作を続けている自分に気づくでしょう。
実はこのページを書く前は気分が乗らずダラダラ過ごしておりましたが、一旦書き始めると気分が乗ってしまいあっという間に2〜3時間が過ぎてしまいました。
それでもやっぱり手が動かない人は、気分転換に本でも読んでみるのもいいですね。こちらのページ(人気ハンドメイド作家を目指すなら読んでおきたい本 厳選10冊)では、ハンドメイドの作家さんとして読んでおきたい、起業や経営についての本を紹介しています。どれも楽しく読める本です。