煮詰まった!
どんな作品を作れば良いかわからなくなった!
作品が売れない!
そんなに深刻になることはありません。
ちょっとしたコツで売れるようになります。
誰でも簡単に、しかもそこそこ売れやすい作品を作るアイデアを紹介いたします。
今回のテーマは、「ホラー」です。
「恐怖はお金になる」世界的にミュージシャンの言葉
「恐怖はお金になる」
世界のトップミュージシャンから絶大なリスペクトを得ているバンド、ブラックサバスのベーシストが、ホラー映画を上演している映画館に人が並んでいる光景を見て言った言葉。
ちなみにその映画の名前が、バンド名の「black sabbath(ブラックサバス)」となったのは有名な話。
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世の中にあふれているホラー作品
世の中には、ホラーを題材とした創作物がいっぱいあります。
テレビ、新聞、雑誌、書籍、ネットには、心霊スポットのテレビ番組、怪談話、UFOや宇宙人の話、恐怖映画、恐怖漫画、怪奇小説など数え切れないほどたくさんあります。
きっと、何作品か頭の中に思い浮かぶでしょう。
人はホラーを欲している
このようなイメージを持つ作品は、現代に限ったことではなく、ずっと昔からあるものです。そして私たちの本能の深いところにまで根ざしているものです。
古代に遡れば「祟り」といった怨霊信仰がありましたし、江戸時代の「四谷怪談」なんて有名な怪談は、今でも語り継がれています。
妖怪を現代風にアレンジしたゲームやアニメがヒットしましたし、ゾンビやドクロの仮装をするハロウイーンはもはや定番行事にまでなっていますよね。
恐怖にはニーズがある
では、なぜこんなに怖いものが身の回りに溢れているのでしょうか。
それは恐怖には、人々のニーズがあるからなんです。
人間は危険を回避するため、本能的に恐怖を感じます。
危険を事前に察知するために、怖いながらも見て確認しようとするのです。
確認して危険が無いと判断できれば安心感を得られるため、恐怖は安心や癒しの感情と結びついていると言われることもあります。
恐怖を煽る情報に、みんなが見たい見たいと殺到するのは、こういうわけなのです。
実はみんな恐怖が好きなんです。
それならば、「ホラーイメージのエッセンスを取り入れることで、売れる作品を作ることができるのでは?」、と考えても良いのではないでしょうか?
恐怖イメージを作品に取り入れる
ではどうやって恐怖イメージを作品に取り入れるか。
いきなり恐怖と言ったって、よくわからないですよね。
怖いのは苦手!という方もいらっしゃるかもしれません。
まずは、「ワルなバージョン」から取り入れると良いでしょう。
自分の作品の「ワルいバージョン」を作る
今までの自分の作品に、恐怖を想起するようなモチーフを取り入れます。
例えば、ドクロ。
ドクロがありきたりなら、コウモリとか毒蜘蛛とかでも良いでしょう。
ワンポイントで良いので、まずは作品にちょこっと付け加えてみましょう。
何かが変わったと思います。
ちょっとワルのイメージが入ったと思います。
こうなったら、もう恐怖イメージのスイッチが入ったも同然。色々アイデアが浮かんでくるはず。
キャラクターだったら、とんがった目にしてブラックジャックみたいな傷を入れたり。
「陰」と「陽」でバリエーションを増やす
今までの自分の作品が「正」あるいは「陽」とすれば、新しい作品は「悪」であり「陰」という位置づけもできるはず。
これだけで作品のバリエーションを増やし、作品が持つ世界観も広がり、それに伴って作品自体にストーリーさえも浮かんでくるはずです。
ただ単にかわいさだけを売るだけの世界から、ぐっと世界が広がっていくでしょう。
お客さんからしても、あなたの作品からこれまでとは違った新しい気づきが得られると思いますよ。
ホラーイメージが好きなお客さんの特徴
おまけですが、恐怖イメージが好きなお客さんの特徴を参考までに考えてみたいと思います。
- 特殊(人と同じものを持ちたくない)
- センスが良い、美意識が高い
- 感性が柔軟
- 選別眼がある(作品の良し悪しを見抜く力がある)
- 発信力がある
これは以前ハンドメイドマーケットを運営していた経験と、趣味が高じてゴシック系のイベントに出演していた経験があり、恐怖イメージ好きな人たちと多少なりとも交流があったことから、わかったことです。
恐怖イメージが好きな人たちは、総じてファッションセンスが高く、好奇心がとても強い人が多いです。人と違うものや自分の好きなものにこだわるので、良い物・悪いものを区別する選別眼にも優れています。
そして何よりも発信力があり、自分が良いと思ったものはどんどん口コミで拡散していきます。横のつながりがとても強いんです。
何が言いたいかというと、この人達に認められれば、作品がどんどん広まっていくということ。
もし良い作品ができたと思ったら、ゴシック系イベントに出品するのも有りだと思いますよ。
こういうところではゴリゴリの恐怖イメージが受けると思ってしまいますが、ほんのちょっと恐怖イメージを匂わすぐらいがちょうど良いんです。
恐怖イメージ作品作りで気をつけること
ポイント
- やりすぎない
- 常識的ラインは外さない
- グロはやらない
- やるとしても間接的に
恐怖イメージを取り入れた作品を作ることで気をつけるべき点は、やり過ぎないことです。
あくまで常識的なラインは外さないこと。ここを外すと、気持ち悪がって誰からも見向きもされません。
拒否反応が強くなるので、グロテスクな表現は避けたほうが良いです。あまり血や血管、傷口などをリアルに表現しない方が良いと思います。(マニアな人には受けるかもしれませんが。)
もしグロテスクな表現をしたい場合は、直接的にやらないでそれを匂わせるようなデフォルメするか間接的に表現した方が良いでしょう。そこはやっぱり大人になった方が良いと思います。
あまりグロテスクな表現をとると、作家自身への異常性に気持ちが悪くなり、かえって誰からも見向きもされない結果になるので注意が必要です。
作品に怨念を込めない
もう一つ付け加えるなら、キャッチフレーズなどの言葉にも気をつけた方が良いです。
あまりにもネガティブで人をゲンナリさせてしまうようなフレーズは使わない方が良いです。
恐怖イメージ方向の作品を作っていると、意識せずとも「呪い」というか「怨念」が作品に出てきてしまうことがあります。それらが作品に出てこないように、適当にガス抜きするのがコツです。
これは言霊の国である日本人が古くからやっていることですが、「死」とか「殺」と言ったネガティブな言葉を使わずに、「美」や「徳」と言った綺麗な言葉を使うと良いでしょう。
このほうがお客さんにとっても抵抗感なく受け取りやすいのです。
恐怖イメージを差別化要素にする
日本のハンドメイド作品で恐怖テイストを取り入れている作品は、ロリータ、ゴシック系を除きそんなに数は多くありません。(といっても最近は多くなっていますが。まだまだ少数。)
ハンドメイド作品のテイストがキュート、可愛い、エコ、爽やかと言ったイメージが主流なので、差別化と言う意味では、恐怖テイストは大きな存在感を示すことができるでしょう。
つまり恐怖イメージを自分の作品に取り入れることで、ほかの人の作品との差別化を図ることができ、お客様を惹きつける事ができるのです。
と言うことは売れると言うことです。
早速、ホラーの世界に入ってみませんか?