ハンドメイド作品の売れ筋ジャンルって何でしょう?
アクセサリー? 財布? 帽子? ポストカード?
実は上記のものは出品数は多いのですが、確実に売れるジャンルではありません。
実はもっと身近なものが、売れるジャンルです。
売れるハンドメイド作品の鉄板ジャンルをご紹介します。
子供が学校や塾で使うもの
実はハンドメイド作品で一番ニーズが高いのが、お子様用の通学バッグやレッスンバッグ、三角巾、ピアニカのバッグなど、小学生ぐらいまでのお子様が対象で、学校や習い事などで使うもの。
既成の商品でもレッスンバッグが売られていますが、ちょっと安っぽいデザインだったり、友達と一緒のデザインだったりして、どうせならハンドメイドの物を買いたいという方が多いです。
学校や習い事で日常的に使うものですから、デザインが良くて、破れにくく壊れにくい耐久性のあるものが選ばれるようです。
兄弟姉妹でお揃いのものを発注する場合もあったり、次回も同じ人が作ったものを使いたいというニーズも高いので、一度売れると複数の注文につながることも多いです。
マイナス面
なかなかメリットも高そうですが、マイナス面としては、競争が激しいことがあります。
お客さんとしては選択肢が多いので嬉しいことですが、出品する側としてはかなり厳しいと言えます。
実際、評価の高い作家さんに注文が集中することも多いです。
とはいえ、ネット上ではデザインや見た目で選ばれますので、まだまだ勝ち目はあります。
きちんと作れる人が選ばれる
競争が激しい分野なので、最後はやはりクオリティが重視されます。
いくらデザインが良くても、すぐに壊れるようなものは、あまりリピートされません。
壊れないように、作り手がしっかりと考えて縫製したものは、使うお客さんにも熱意がつたわり、次回リピートにつながるように思います。
値段設定は、あまり安くならず、かといって高くもないレベルにすると良いでしょう。同じような作品の価格帯より、ほんの少し高く設定すると良いでしょう。高い分は真心代です。
ハンドメイド作品の良さって、一つ一つの作品に込められた作家さんの真心ですからね。この真心(誠意と言って良いかもしれません)こそが、今の既製品には無いもの。
そしてそれは日本人がすごく飢えているものです。きちんと丁寧に、使う人のことを考えて作る人には、たくさんのファンが集まるものです。
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ご当地モノ
もしハンドメイド作品が全く売れない場合に、試してみて欲しいのが、ご当地モノ。
今住んでいる市町村にまつわるものを、何か作ってみましょう。
その場所に住んでいる人にしかわからない、マニアックなものでも良いです。何か一つは見つかるはず。
観光名所だったり、特産物だったり、方言だったり。世間的にはまだ知られていないものでも良いです。
散歩でもしていると結構見つかります。作品化に当たっては、著作権が関係しているものには注意した方が良いでしょう。
面白がって買う人も多いですし、役所なんかでも取り扱ってくれるかもしれません。
マイナス面としては、すぐに真似される可能性が高いことです。販売するときは、あらかじめ真似されることを念頭に置いて販売すると良いでしょう。
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動物モノ
動物モノも人気が高いジャンルの一つです。
特定の動物のグッズを集めるマニアも多いので、マニア向けに作っても面白いかもしれません。
ただし動物モノは高い製作技術が必要(動物の愛らしさを再現するため)で、競争も激しいので、絶えずレベルアップをしていかないとすぐに他の作家さんに人気を奪われてしまいます。
そんなに再現性が必要とされない動物モノとしては、既存の作品にワンポイントとして付け加えるという方法もあります。
初めて動物ものを取り言えれる場合は、じぶんの得意な作品にワンポイント加えてみる、といった方法から始めると良いと思います。
最終的に目指すところ
売れる作品ジャンルを狙うと言うのは、一つの戦略でもあります。
確かに作品が売れると言うことは、自分の才能が認められることですから、売れればとても嬉しいです。
でも、いつまでも売れる作品ジャンルばかりにこだわっていることはできません。
いつかは自分独自のオリジナル作品を生み出していかないと、なかなかファンが増えていきません。
そのためには、作品製作技術を向上させたり、別の作品の作り方を学んだりして、作品の幅を広げていくと良いでしょう。
作品が売れたからといって、そこで止まるのではなく、さらに上を目指したいですよね。
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