最近は、インターネットで簡単に海外のショップから購入できるようになってきました。
ハンドメイドの材料などはパンダホールで安く購入することができますし、Estyを利用すれば海外の作り手から直接購入することもできます。
とても便利ですが、やはり海外とのやりとりなので、文化や習慣の違いからトラブルに発生するリスクは、国内と比べるとやはり大きいと言わざるを得ません。
トラブルになっても同じ日本人なら、お互いに理解し合えることも多いおですが、やはり海外とのやりとりになると揉めることも多くなります。
そこで、海外からネットで商品を購入する時に注意しておいた方が良いことや、トラブルを避けるためにやっておきたいことについて紹介したいと思います。
私は、過去に貿易の仕事(輸入も輸出も)をしたことがあり、そのときの経験も含めて紹介したいと思います。
住所はかならず確認する
さて、海外のサイトでショッピングをする際、一番トラブルになりやすいのは、やはり住所です。
注文した荷物が届かない!というトラブルが多いんです。
注文した荷物が届かない理由
なぜ注文した荷物が届かないというトラブルが発生するのでしょうか?
売る側が詐欺で、荷物を発送していないのに発送したと嘘をついているのでしょうか?
可能性はゼロではないと思いますが、名前の通った大きなサイトでは、おそらくそれは無いと思います。
それよりも一番可能性として大きいのが、住所の入力ミスです。
なぜなら、海外のショッピングサイトでは、住所はローマ字が基本です。
日本語の住所の書き方とは、文字も違えば、順序も違います。
日本語だと〇〇県〇〇市〇〇町〇〇ー〇〇というふうに、都道府県から書きますが、海外の場合は逆で番地から書きます。
書き方の順序の違いに加えて、ローマ字で書かなければなりません。日本語をローマ字に直す必要があります。
いつもとは違う、2種類のことをやらないといけないので、どうしてもミスが発生しやすくなってしまうんです。
さらにショッピングサイトによっては、日本語版のショッピングサイトがあるのに、住所入力が日本語でも良いのかそれともローマ字にしなければならないのかはっきり書かれていないので、迷うこともあります。
私も以前、日本語版のショッピングサイトだから日本語でも大丈夫だろうと思って、日本語で住所を日本語で入れてしまったことがありました。
でもそのときは、担当の方が発送前にチェックしてくれて、日本語で入力しているのでローマ字にしてほしいと、親切にメールで連絡してくれた事がありました。(もちろんちゃんと届きました。)
まあその場合は、明らかに日本語だし感じもあるので、向こうも間違いに気づきやすいということがあります。
でもこれがローマ字だったら、間違いに気づかずスルーされてしまう恐れがあります。
なぜなら、向こうの人は日本人ではないので、細かい日本の住所がわかりません。それに日本語はローマ字にすると長くなるので、読みにくくなるということもあります。
そして、こちらはローマ字で住所を書くことに慣れていません。入力ミスもでてきます。
さらに悪いことに、向こうは入力された住所が正しいかどうか確認できないんです。
だからすごく間違えやすいんです。
入力した住所は何回も確認すること
当然ながら、住所を間違えると荷物は届きません。
何回も確認した方が良いです。
まずは、入力したときにきちんと住所が入力されているか確認します。
その上で注文履歴のページなども再度チェックしておいた方が良いです。
発送するまでに荷物がそろう時間がかかるので、その間に住所が間違っていれば、かならずショッピングサイトに連絡した方が良いです。
こういう訂正は早めにやっておいたおくのがベストです。後々に伸ばすと、必ずトラブルになります。
そして、きちんと訂正されてたかを確認するようにします。
さらに、やりとりのメールは残しておき、万が一届かなかったときの証拠(エビデンス)とします。
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荷物が届いたらやっておくこと
海外のショッピングで一番多いのが、上記に述べた荷物が届かないことですが、つぎに良くあるのが届いた商品に欠品や破損がある場合です。
こられは開封時にまずチェックし、異常があればすぐに相手側にクレームを入れるべきです。
クレームを入れるのに躊躇して、時間が経つとこちらがわが不利になることもあります。
通常であれば、新品と交換できたり返金してもらえたりするのが、最悪そのまま放置ということにもなってしまいます。
早め、早めが良いようです。
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破損がないかチェックする
商品が届いたら、まずは破損が無いかチェックしましょう。
やはり海外から遠路はるばる海を渡ってくるので、それだけに破損の確率も大きくなります。
梱包がおろそかになっていると、やはり破損しやすくなります。
海外発送になれていないショッピングサイトだと、そういう破損も多くなります。
開封してみて、もし破損があれば、かならず写真を撮り、サイト側にクレームを入れるようにしてください。
ここでは、写真を撮るのがポイントです。
きちんと写真があれば、向こうは言い逃れできません。だから、すぐに返金や交換などに対応してくれるでしょう。
私は以前貿易の会社に勤めていたことがあるのですが、こういう破損はときどきありました。
逆にこちらから海外に発送したときに、向こうからクレームが来ることもありました。
そういうときは、かならず破損した写真がメール添付されています。
貿易の世界では、こういう破損の場合は、写真を証拠とするのが当たり前のルールになりつつあります。
逆に写真が無いと相手にされないかもしれません。最悪放置ということも良くあります。
品数もチェックする
破損がないか確認したら、注文した数量がきちんと揃っているかも確認しましょう。
海外のショッピングサイトもきちんと確認して荷物を送っているはずですが、相手も人間なので間違うこともあります。
まず、自分が注文した内容と、パッキングリスト(納品書)が同じかどうかをチェック。
その上で、パッキングリスト通りに品物が揃っているかをチェックします。品名と数がパッキングリスト通りか、必ず確認するようにしてください。
足りないとか欠品しているという場合は、必ずクレームを入れて、届いた荷物全体の写真とパッキングリストをメールで送るようにしてください。
向こうもチェックしているのでこんなトラブルはあまり無いとは思いますが、一応念の為チェックだけは慎重にやっておいた方が良いでしょう。
何週間も経ってパッキングリストも捨ててしまってから、「あ、このパーツがなかった!」と気づいても、遅いので。
(駄目もとで言ってみればなんとかなるのかもしれませんが・・・・・・・・・。でも、少しみっともないかな?)
かならず証拠を掴んでおく
私もよく海外のショッピングサイトで購入しますが、トラブルはまだありません。
よっぽど日本のショッピングサイトの方が、トラブルに合うケースが多かったりします。
とはいっても、万が一トラブルがあった場合、やはり異国の人との対応になってきます。日本人同志であれば、なんとなく話しが通じることも、やはり文化や習慣の違いから、話しが噛み合わないケースも出てきます。
そういったトラブルを避ける基本は、やはり動かぬ証拠(エビデンス)をしっかり掴んでおくことです。
この場合証拠となるのは、注文履歴、メールのやりとりの履歴、写真、インボイスやパッキングリストなどになります。
やはり、こういうのを見せれば、言葉や文化や習慣は違っても、一目瞭然。どこに責任があるのかが一発でわかります。
なにかトラブルがあった際は、かならず証拠(エビデンス)を押さえているかを確認するようにしましょう。証拠(エビデンス)を押さえていれば、こっちのもの。
強気に交渉できます。
でも証拠(エビデンス)がなければ、こちらに非があるとみなされてしまうかもしれません。
あまり神経質になりすぎることもないと思いますが、海外でのショッピングではトラブルのことも心のどっかで覚えておくと良いと思います。
そして万が一トラブルがあった場合は、きちんと証拠(エビデンス)を用意して、こちらには非がないことを証明し、強気にクレームを言いましょう。
トラブったときは、早めの対応が肝心です。後手後手に回るとこちらが損することにもなりますから。
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