なぜ作品が売れないのか。
それはお客様の顔がよく見えてないからです。
どんな人があなたのショップを見にきてくれていますか?
あなたはその人たちが喜びそうな作品を見せていますか?
作品が売れないと嘆く前に、どんな人が自分の作品を見にきてくれているのか調べて見ましょう!
このページでは、なぜお客様の顔がわかると作品が売れるのか、お客様の顔を見る方法について書いています。
お客さんの顔が見えていますか
なぜあなたの作品は、なかなか売れないのでしょう。
(才能とか金額とかそういうのはひとまず置いておいて。)
それは、あなたのお店に来ているお客様の顔がわからないからです。
どんな人があなたの作品を見にきているのでしょうか。
実店舗なら、どんなお客様がお店に来ているのか見ればわかります。
でもネットショップではそれが全くわかりません。PCかスマホの画面しか見えませんね。
ネットではお客様の顔が目で見えない
それでも自分のショップに1日に何人ぐらい訪問しているのか、わかっている方は多いでしょう。
クリーマやミンネなどのハンドメイドショップではアクセス解析ができるので、毎日何人ぐらいの人がショップにアクセスしたのか簡単に知ることができます。
でも男性が多いのか女性が多いのか、何歳ぐらいの方が全体のどのくらいの割合なのか。
どんな興味を持ってあなたのショップにやってくるのか。
ここまできっちり把握している人は少ないのではないでしょうか。
もし売れないと嘆いているなら、まずはお客様の顔を見ることから始めて見てはどうでしょうか。
どんな人があなたのショップを見にきてくれているのか、調べてみましょう。
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売れている人は見えている
実はコレ、きちんと成果の出ているハンドメイド作家さんはやってることなんです。(意識的か無意識的かはわかりませんが)
成果の出ている人は、お客様の顔がわかっています。
何を作れば喜んでくれるか、お客さんの欲しいものがわかっているのです。
関連記事 継続的に作品の売上を伸ばしている人は、やっぱり努力してる
あなたのお客様イメージは思い込みかもしれない
作品が売れないなら、どんな人が自分の作品を見ているかをまず知るべきです。
あなたの中では「多分こんな感じじゃないかなー」という感覚、イメージはあると思います。
でもそれが、現実本当にそうなのか?
確証が持てるでしょうか。自信を持って言えるでしょうか。
それは思い込みかもしれないのです。
自分は30代の女性向けの作品を作っていると思っていたけど、女性へのプレゼントとして検討している男性が実はメインのお客さんだった!ということもあるんですよ。
それだったらギフト用にオプションで綺麗な包装するとか、プレゼント特別キャンペーンを試してみれば、もっと買ってもらえるかもしれませんよね。
あるいは女性に効果的なプレゼントの渡し方をアドバイスするとか。
こういったようにお客様の顔が見えてくることで、もっと喜んでもらえる方向へ作品の見せ方に変えることができます。
そうすると何が起こるのでしょうか。
お客様が喜んでいただいた分、当然、作品は売れていくことになります。
アクセス解析を活用する
では、具体的にどうしたらいいのでしょう。
どうしたらあなたのショップに訪問してくれるお客様の顔が観れるようになるのでしょうか。
それにはやっぱりアクセス解析しかないありません。
といっても、PVとか訪問数だけを数えるのでは不足です。
PVや訪問数が教えてくれるのは、あなたのショップに来てくれた人の合計人数ということだけだからです。
PVや訪問数だけでは、どんな人が来てくれたのか、どの作品をよく見てくれたのかまではわからないのです。
それがわかるツールが、Google anaylticsとsearch consoleです。
どちらのツールも検索サービス会社のグーグルが提供しているサービスで、無料で使うことができます。
熱心な方は一度は耳にしたことがあるかもしれませんね。
Search Consoleでわかること
Search Console(サーチコンソール)では、お客さんがどんな検索ワードで自分のショップを見たのか。その検索ワードがわかります。
グーグルの検索結果に表示される順位もわかるので、競合するサイトとの比較順位もわかります。
Google Analyticsでわかること
Google Analytics(グーグル アナリティクス)では、どんな人がショップに来ているのかわかります。
性別、年代までわかります。ショッピング好きな人かどうかとか、趣味の傾向なんかもデータとして表示してくれます。
それに、お客さんがスマホで見ているのか、パソコンで見ているのか、タブレットで見ているのかまでわかるんです。
連想ゲームでお客様が喜びそうな作品を開発していく
ここまで分かれば、おぼろげながらお客さんの顔が見えてくるのではないでしょうか。
ここからあとは連想ゲームです。
例えばの話です。
ショップをよく見に来てくれるのが25歳~34歳の女性が6割いて、よく検索されるキーワードに「フクロウ」というワードが入っている、とします。
そしてよく見られている作品が、フクロウモチーフの作品だった、としたらどうでしょう。
この作品は思いつきで片手間に作った作品で、サンプルとしてギャラリーに入れて置いた作品でした。
アクセス解析をしてこんなことがわかったとします。
ここから作家の腕の見せ所です。
どんな作品を作ればお客様は喜んでくれそうでしょうか。連想して見るのです。
連想ゲームに当たりが出るまで何回もチャレンジする
検索ワードキャアクセス解析の結果から、フクロウ好きの女性が見ているな、ということは連想できますね。
それならフクロウのバリエーションをもっと増やしてみる、ということもできるはずです。
あるいは、フクロウカフェに行ってフクロウ好きの人たちを見に行ってみるとか、フクロウの生態を調べてみるとか。
フクロウ好きの人たちのツボを探りに行くと、作品作りの着想につながっていきます。
こうやって作る作品を発表していけば、以前とは全く違った反応になるはずです。
これをやるコツは、一回やって外れたからやめるのではなく、連想ゲームに当たりが出るまで何回もチャレンジしてみることです。
時間と手間と頭を使いますが、このやり方が一番確かだと思いますよ。
アクセス解析ツールの導入
ただ残念なのは多くのハンドメイドマーケットプレイスでは、デフォルト設定でGoogle Analyticsを導入していないようです。
ただEtsyではGoogle Analyticsに関しては設定すれば可能のようです。
Google AnalyticsやSearch Consoleと連携できるのは、こちらのページ(やっぱり自分だけのお店を持ちたい!作品ネットショップ開設のヒント)でも紹介しているおちゃのこネットやイージーマイショップなどのショップカートサービスになります。
おちゃのこネットでは、月額500円から。イージーマイショップでは、無料プランがあります。どちらも登録するだけですぐに開店準備できます。
おしゃれなテンプレートもたくさんあるので、気に入ったのを選ぶだけ。
どちらも無料の試用期間があるので、まずは試してみてはどうでしょう。
売れるものは、お客様が喜ぶもの
お客様が欲しがりそうなものは何だろう?と考えながら商品を作ることを、専門用語で「マーケットイン」と呼びます。
よくマーケットリサーチとかいう言葉を聞くと思います。
これは企業が消費者の顔をよく見るための調査です。
会社でもハンドメイド作家でも、結局は同じなんです。
お客様が喜ぶものが確実に売れる、ということです。
こちらのページ(お客さんがハンドメイドやアート作品の購入を決めるポイント)では、お客様はショップのどんなところを見ているのか、お客様が作品を購入するときのポイントを紹介しています。ネットでハンドメイド作品を売るときの参考にしてください。